勤務先の401(k)に雇用主マッチがあるなら、それは受け取らないと損をする「給料の一部」です。
マッチの仕組み、2026年の拠出上限、転職前に確認すべき権利確定(Vesting)までまとめました。
この記事のポイント
- まずはマッチ上限まで必ず拠出する
- 2026年の拠出上限は$24,500(キャッチアップは別枠)
- 転職前にVestingスケジュールを確認する
1. 雇用主マッチを1ドルも取りこぼさない(文字通り「タダ金」)
- 入社時・更新時にHR部門へ「マッチ方式・最大マッチ率・True-Up条項の有無」を文書で確認する
- 401(k)管理ポータル(Fidelity NetBenefits等)でマッチ受取履歴を毎月チェックし、未反映があればHRへ即報告する
- 年初から均等拠出に設定する(年後半に上限到達するとTrue-Up条項がないプランではマッチを受け取れない月が生じる)
2. 代表的マッチ:最初の6%に50セント→実質3%の追加収益
- 方式A(100%マッチ・給与の3%上限):給与$80,000 → 自分$2,400+雇用主$2,400=年$4,800
- 方式B(50%マッチ・給与の6%上限、最も一般的):給与$80,000 → 自分$4,800+雇用主$2,400=年$7,200
- 方式C(段階式):給与の3%まで100%マッチ+次の2%は50%マッチ(プランにより異なる)
3. 2026年の拠出上限:$24,500(50歳以上はキャッチアップ拠出を上乗せ)
- 2026年の従業員拠出上限(50歳未満):$24,500(2025年は$23,500)。毎年IRSの発表を確認する。
- キャッチアップ拠出(50歳以上):+$8,000(2026年)。60〜63歳は特例で+$11,250。
- 2026年から、前年の給与(FICA対象)が一定額($150,000前後)を超える人のキャッチアップ拠出は、Roth(税引き後)で行う必要がある。
- 従業員+雇用主の合計上限:$72,000(2026年)。
4. マッチ対象額に達するまでは他の投資より401(k)を優先
- マッチ上限まで401(k)に拠出 → 次にIRA(2026年の上限$7,500)→ 余裕があれば401(k)の上限まで → 課税口座(Taxable Brokerage Account)、の順番が基本。
- 高コスト(経費率1%超)のアクティブファンドしかない401(k)でも、マッチ上限まではマッチを受け取るほうが収益率が高い
- 401(k)内のファンドは経費率(Expense Ratio)0.10%以下のインデックスファンドを選ぶ(例:Fidelity FXAIX 0.015%・Vanguard Target Retirement 約0.08〜0.15%)
5. Vesting(権利確定)スケジュールを確認してから転職判断
- Cliff Vesting(3年型):3年未満で退職すると雇用主マッチ全額没収、3年時点で100%取得
- Graded Vesting(2〜6年型):毎年20%ずつ取得(例:3年目時点で60%)
- Safe Harbor型プラン:入社日から即時100%取得(転職リスクなし)
- 自分の拠出分は常に100%自分のもの(Vestingは雇用主拠出分にのみ適用される)
まとめ
401(k)のマッチング拠出を最大化で押さえておきたいのは、次の3つです。
- まずはマッチ上限まで必ず拠出する
- 2026年の拠出上限は$24,500(キャッチアップは別枠)
- 転職前にVestingスケジュールを確認する
全部を一度にやる必要はありません。まずは自分に一番効きそうな1つから始めてみてください。
※ 本記事の数値は2026年時点の公開情報(IRS・SSA・BLS・各社サイトなど)にもとづく目安です。税制・金利・特典内容は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。税務・投資・法律・医療に関する判断は、必要に応じて専門家に相談してください。