お金の置き場所を変えるだけで、同じ残高でも受け取る利息が変わります。
高利回り貯蓄口座やCD・短期国債の使い分けと、日本への送金や海外利用の手数料を抑える方法をまとめます。
この記事のポイント
- 緊急資金は預金保険の対象のHYSAに置く
- 使う時期が決まったお金はCDや短期国債に置く
- 日本への送金は手数料と為替の「受取額」で比べる
1. 緊急資金は高利回り貯蓄口座(HYSA)に置く
- オンライン銀行の高利回り貯蓄口座は、大手銀行の普通預金より金利がずっと高いことが多い。
- 銀行ならFDIC、クレジットユニオンならNCUAの保険の対象か確認する(1人1行あたり原則$250,000まで)。
- 金利は政策金利に合わせて変わるため、年に1〜2回は他行と比べる。
2. 使う時期が決まっているお金は、CDや短期国債に置く
- 1〜2年後に使うお金は、定期預金(CD)で金利を固定できる。
- 米国債(T-Bill)の利息には、州税・地方税がかからない。TreasuryDirectや証券口座で買える。
- Money Market Fundは、証券口座の待機資金の置き場として使える(預金保険の対象外)。
3. 日本への国際送金は、手数料と為替レートの両方で比べる
- 銀行の海外送金は、送金手数料に加えて、為替レートに上乗せ(スプレッド)があることが多い。
- Wiseなどの送金サービスは、市場の為替レートに近いレートと、事前に表示される手数料で送金できる。
- 送金額によって最も安いサービスが変わるため、同じ金額を送ったときの「受取額」で比べる。
4. 海外利用の手数料を避ける
- 日本への一時帰国では、海外利用手数料(foreign transaction fee)のないクレジットカードを使う。
- 支払いのときに「ドルで払うか円で払うか」を聞かれたら、円を選ぶ。ドル建て(DCC)は為替レートが不利なことが多い。
- 日本で現金を引き出すときは、海外ATMの手数料を払い戻してくれるデビットカード(Charles Schwabの当座預金など)を使う方法がある。
5. 口座を整理して、手数料と管理の手間を減らす
- 使っていない口座は、手数料や管理の手間の原因になる。残高を移して解約する。
- 転職前の会社の401(k)が残っている場合は、手数料を確認し、IRAや今の勤務先の401(k)への移管(rollover)を検討する。
- 長く使っていない口座のお金は、州に移される(unclaimed property)ことがある。州のサイトで自分の名義の未請求財産を検索できる。
まとめ
貯蓄口座と国際送金で押さえておきたいのは、次の3つです。
- 緊急資金は預金保険の対象のHYSAに置く
- 使う時期が決まったお金はCDや短期国債に置く
- 日本への送金は手数料と為替の「受取額」で比べる
全部を一度にやる必要はありません。まずは自分に一番効きそうな1つから始めてみてください。
※ 本記事の数値は2026年時点の公開情報(IRS・SSA・BLS・各社サイトなど)にもとづく目安です。税制・金利・特典内容は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトで確認してください。税務・投資・法律・医療に関する判断は、必要に応じて専門家に相談してください。