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LAX⇔羽田のエコノミー往復をポイントで取る|2026年のベストな手順

2026年9月23日公開

ロサンゼルス(LAX)と東京・羽田(HND)の往復は、在米日本人がいちばんよく使う路線のひとつです。クレジットカードのポイントやマイルで取れれば大きな節約になりますが、どのマイルで予約するかによって、必要なマイル数も、現金で払う額も大きく変わります。

2026年は特に注意が必要です。ANAとJALの燃油サーチャージが上がり、ANAの特典航空券をアメリカ発で取ると、燃油サーチャージだけで1区間$352(往復で約$700)がかかります(2026年9月1日〜10月31日発券分)。マイルを使っても数百ドルの現金がかかるなら、節約の効果は小さくなります。

この記事では、エコノミーの往復に絞って、どのマイルで取るのがいちばん得か、どの順番で動けばいいかをまとめます。

この記事のポイント
目次
  1. 予約できるマイルと必要マイル数の比較
  2. まず現金の運賃と比べる
  3. 手持ちのポイント別・おすすめのルート
  4. ANAのシーズンと日本の繁忙期
  5. 空席の探し方と予約のタイミング
  6. ポイント移行の注意点
  7. 燃油サーチャージと税金
  8. 今回確認できなかったこと

1. 予約できるマイルと必要マイル数の比較

LAXと羽田の間は、ANA・JAL・デルタ航空・ユナイテッド航空・アメリカン航空が直行便を飛ばしています。特典航空券は、飛行機を運航する会社のマイルだけでなく、同じ航空連合の提携先のマイルでも予約できます。エコノミー往復で比べると、次のようになります。

予約に使うマイル乗る便エコノミー往復の必要数燃油サーチャージ主な移行元のポイント
アメリカン航空(AAdvantage)JAL70,000マイル(片道35,000×2)かからないCiti(Strata Premier/Elite)、Bilt、AAの提携カード
ユナイテッド航空(MileagePlus)ANA日によって変わる(予約画面で確認)かからないChase、Bilt、ユナイテッドの提携カード
ANA(ANAマイレージクラブ)ANAロー40,000/レギュラー50,000/ハイ72,000マイルかかる(アメリカ発は1区間$352)Amex、Marriott(3:1)
ヴァージン アトランティック(Flying Club)ANA60,000ポイント(西海岸発、片道30,000×2)かかるAmex、Chase、Citi、Capital One、Bilt
エア・カナダ(Aeroplan)ANA100,000ポイント(片道50,000×2)+提携便の予約手数料かからないAmex、Chase、Capital One、Bilt
デルタ航空(SkyMiles)デルタ日によって変わるAmex、デルタの提携カード

※ ANAは公式の特典チャート(2025年6月24日以降の発券)、Aeroplanは公式チャートの「北米⇔太平洋・5,001〜7,500マイル・その他の提携会社」の欄の数値です(LAX⇔羽田は約5,450マイル)。アメリカン航空とヴァージン アトランティックの数値は、複数の専門メディアの情報で、公式ページでは確認できていません。

必要なマイル数だけを見るとANAのローシーズン(往復40,000マイル)が最も少なく済みます。ただ、アメリカ発で取ると燃油サーチャージが往復で約$700かかります。マイル数と現金の両方で比べると、エコノミーではアメリカン航空のマイルでJAL便を取る方法が、いちばん安定して得になりやすいというのがこの記事の結論です。

2. まず現金の運賃と比べる

エコノミーは現金の運賃が比較的安いので、ポイントを使うと損になることもあります。最初にGoogle Flightsで同じ日程の往復運賃を調べ、次の式で「1マイルあたりの価値」を計算します。

1マイルあたりの価値(セント)=(現金の運賃 − 特典航空券で払う現金)÷ 必要マイル数 × 100

たとえば、現金の運賃が往復$900で、特典航空券で払う税金などが$100だったとします(どちらも説明のための仮の数字です)。

ルート必要マイル現金で払う額(仮)1マイルあたりの価値
アメリカン航空マイル → JAL便70,000$100約1.1セント
ANAマイル → ANA便(ローシーズン)40,000$100+燃油$704=$804約0.2セント

クレジットカードのポイントは、多くの場合1ポイント=1セント程度で現金化できます。計算した価値が1セントを下回るなら、ポイントは使わずに現金で買う方が得です。現金で買えば、その航空券にもポイントやマイルが貯まります。

逆に、年末年始や夏休みなど現金の運賃が高い時期ほど、ポイントを使う価値は上がります。

3. 手持ちのポイント別・おすすめのルート

アメリカのクレジットカードのポイントは、航空会社のマイルに移して使います。移せる先はカード会社ごとに違うため、手持ちのポイントから逆算して選びます。

手持ちのポイント第一候補次の候補
Citi ThankYou(Strata Premier/Elite)アメリカン航空に1:1で移し、JAL便ヴァージン アトランティックに移し、ANA便
Biltアメリカン航空に1:1で移し、JAL便ユナイテッド航空に移し、ANA便
Chase Ultimate Rewardsユナイテッド航空に1:1で移し、ANA便ヴァージン アトランティックに移し、ANA便
Amex Membership RewardsANAに1:1で移す(ローシーズンのみ検討)デルタ航空に移し、デルタ便の安い日を探す
Capital Oneヴァージン アトランティックかAeroplanに移し、ANA便JALマイレージバンクに移す(移行率は1,000→750とされる)
Marriott BonvoyANAかJALに3:1で移す(60,000ポイントごとに5,000マイルのボーナス)

※ CitiのポイントをAAに移せるのは、年会費のかかるStrata PremierとStrata Eliteだけとされています。年会費のないCitiのカードでは移せません。

ポイントをまだ持っていない場合は、航空会社の提携カードの入会ボーナスで貯める方法もあります。アメリカン航空ならCitiのAAdvantageカード、ユナイテッド航空ならChaseのUnited Explorerカードが代表的です。入会ボーナスの額は月ごとに変わるため、申し込む前に公式サイトで確認してください。カードの選び方はクレジットカードのポイントで旅行費を実質無料にする方法にまとめています。

カード会社には、入会ボーナスを受け取れる条件があります。Chaseは過去24か月に5枚以上カードを作っていると審査に通りにくく(いわゆる5/24ルール)、AmexやCitiのStrataシリーズは、同じカードの入会ボーナスを一生に1回しか受け取れない決まりです。毎月全額を返済できる範囲で使うことが大前提です。

4. ANAのシーズンと日本の繁忙期

ANAのマイルで取る場合は、出発日のシーズンで必要マイル数が変わります。往路と復路のシーズンが違うときは、それぞれのシーズンの往復のマイル数の半分ずつを足します。日本と北米の間のシーズンは次のとおりです(ANA公式)。

ロー(往復40,000)ハイ(往復72,000)
2026年1月6日〜2月28日、4月1日〜4月28日1月1日〜3日、4月29日〜5月9日、7月16日〜8月23日、12月19日〜31日
2027年1月6日〜2月28日1月1日〜3日、4月29日〜5月9日、7月16日〜8月22日、12月20日〜31日

※ 上の表にない期間はレギュラー(往復50,000マイル)です。2027年は4月がレギュラーになり、ローシーズンは1〜2月だけです。ANAは期間を変更することがあるとしています。

ハイシーズンは日本の年末年始・ゴールデンウィーク・夏休みと重なります。これらの時期は特典航空券の空席も少なくなります。休みを動かせる人は、1〜2月に帰国するとマイルも空席も有利です。

空席を探すツール

おすすめの流れは、「横断検索ツールで空いている日の見当をつける → 予約するマイルの公式サイトで空席と必要マイル数を確認する → ポイントを移して予約する」の順です。

予約できるようになる日

エコノミーはビジネスクラスほど早く埋まらないものの、年末年始や夏休みは予約開始日に動くのが確実です。出発が近づいてから空席が出ることもあるため、希望日が埋まっていてもこまめに検索し直しましょう。

行きと帰りを別々のマイルで取る方法もあります。たとえば行きはアメリカン航空のマイルでJAL便、帰りはユナイテッド航空のマイルでANA便、というように、空いている便に合わせて片道ずつ組み合わせられます。

6. ポイント移行の注意点

予約の前に航空会社の会員登録(無料)を済ませ、カードのポイント画面で会員番号を登録しておくと、空席を見つけたときにすぐ動けます。

7. 燃油サーチャージと税金

特典航空券でも、税金や空港の使用料は現金で払います。さらに、予約するマイルによっては航空会社の燃油サーチャージもかかります。

発券時期アメリカ発(1区間)日本発(1区間)
2026年5月1日〜6月30日$38656,000円
2026年7月1日〜8月31日$48565,000円
2026年9月1日〜10月31日$35255,000円

※ ANAの日本⇔北米(ハワイを除く)の燃油サーチャージ。ANAマイレージクラブの特典航空券にもかかります(ANA公式)。金額は発券日で決まり、2か月ごとに見直されます。

燃油サーチャージは燃料の価格しだいで上がりも下がりもします。ANAのマイルで取るなら、サーチャージが下がった時期に発券すると現金の負担を減らせます。アメリカン航空のマイルでJAL便を取る場合と、ユナイテッド航空やAeroplanのマイルでANA便を取る場合は、燃油サーチャージがかからないとされています。

このほか、日本の出国税(国際観光旅客税)は、2026年7月1日から1,000円から3,000円に上がりました。特典航空券でもかかります。最終的に払う金額は、予約の最後の画面で必ず確認してください。

8. 今回確認できなかったこと

まとめ|ベストな行動の順番

  1. Google Flightsで、帰国したい日程の現金の往復運賃を調べる
  2. aa.comでJAL便の空席を探す(片道35,000マイル、燃油サーチャージなし)
  3. JAL便がなければ、United.comでANA便の空席を探す(燃油サーチャージなし)
  4. 1マイルあたりの価値を計算し、1セントを下回るなら現金で買う
  5. 空席を確認してから、手持ちのポイントをアメリカン航空かユナイテッド航空に移し、すぐに予約する
  6. 行きと帰りで取れる便が違うなら、片道ずつ別のマイルで組み合わせる
  7. ANAのマイル(Amexから移行)は、1〜2月のローシーズンで、燃油サーチャージの総額も含めて得になるときに使う

※ 本記事は2026年9月23日時点で確認できた公開情報にもとづく整理です。ANAの必要マイル数・シーズン・燃油サーチャージはANAの公式サイト、Aeroplanの必要ポイントはエア・カナダの公式チャートで確認しました。アメリカン航空・ヴァージン アトランティックの必要マイル数、カード会社の移行先と移行率、予約開始日の一部、検索ツールの料金は専門メディアの情報(二次情報)です。特典の条件や移行先は予告なく変わるため、予約の前に各社の公式サイトで最新の情報を確認してください。

出典