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在米日本人のメンタルヘルス相談先と料金|日本語で話せる窓口・セラピスト・無料の選択肢

2026年10月17日公開

アメリカで暮らしていると、言葉や文化の違い、仕事や子育て、家族と離れている寂しさなどで、気持ちが落ち込むことがあります。それでも「英語でうまく話せない」「いくらかかるかわからない」と考えて、相談をあきらめてしまう人は少なくありません。

この記事では、日本語で相談できる窓口とセラピストの料金の目安、保険の使い方、費用を抑える方法をまとめます。

この記事は医療のアドバイスではありません。死にたいと考えている、気持ちが追いつめられているなど、こころの危機にあるときは、988(無料・24時間)に連絡してください。日本語の通訳を頼めるのは電話のみです(チャットとテキストは英語とスペイン語)。今まさに自分や誰かの命や体に危険が迫っているときは、911に通報してください。

この記事のポイント
目次
  1. 急いでいるとき:988・911・DVホットライン
  2. 日本語で無料・低額で相談できる窓口
  3. 日本語セラピストの料金の目安
  4. 保険で払うときに確認すること
  5. 住んでいる州の資格を確認する
  6. 費用を抑える方法
  7. 子どもと家族の相談
  8. 日本語のセラピストの探し方

1. 急いでいるとき:988・911・DVホットライン

窓口料金日本語連絡方法
988 Suicide & Crisis Lifeline無料。保険や支払いの情報は聞かれない電話なら通訳つき(240以上の言語、通訳料なし)電話988(24時間)。チャット・テキストは英語とスペイン語のみ
911通報は無料(救急車などの費用は別)—電話911
National Domestic Violence Hotline無料電話なら通訳を頼める電話1-800-799-7233(24時間)、テキストは「START」を88788へ、チャットはthehotline.org

988に電話して日本語で話したいときは、英語で「Japanese interpreter, please」と伝えてください。つながるまでの時間は、そのときの状況によって変わります。日本語が対象の言語として個別に書かれているわけではありませんが、240以上の言語に対応しています。テキストを使う場合は、携帯電話の通信料がかかることがあります。

DVホットラインも、電話なら通訳を頼めると案内されています。日本語で話したいことを英語で伝えてください。相手にスマホや通話の履歴を見られるおそれがあるなど、安全に連絡できないときは、公式サイトで安全な連絡方法を確認してください。

救急車やERの費用と、法律で守られる範囲は救急車・ER・Urgent Careの費用と使い分けにまとめています。

2. 日本語で無料・低額で相談できる窓口

日系の非営利団体は、セラピー(心理療法)だけでなく、生活の困りごとの相談や専門家への橋渡しもしてくれます。何から相談すればよいかわからないときの入り口になります。

窓口地域料金連絡先
JASSI(Japanese American Social Services, Inc.)ニューヨーク無料(寄付は任意)。秘密を守ると案内されている212-442-1541 内線1、平日10時〜17時。日英バイリンガルの相談、危機対応、権利擁護、医療保険の加入相談など
JB Line(日系ボストニアン サポートライン)ニューイングランド電話相談は無料。面談は収入などに応じる781-296-1800、[email protected]、平日10時〜16時(東部時間)。0〜2歳児の親のオンライン会なども無料で開催
日米カウンセリングセンター(Hamilton-Madison House)ニューヨーク収入に応じて$60〜120(212) 720-4560。Medicaid、Medicare、各種保険、海外旅行保険が使える
Little Tokyo Service Centerロサンゼルス公式サイトに記載なし。電話で確認カウンセリング 213-473-3035、代表 213-473-3030。個人・家族のカウンセリング
あなたのいばしょ(外務省の委託)海外全般無料。匿名で使えると案内されているチャット、24時間365日(talkme.jp)

「あなたのいばしょ」は、外務省が2024年度から在外邦人の孤独・孤立の相談を委託しているNPOです。2024年度には在外邦人から4,138件の相談がありました。治療ではなく、話を聞いてもらう場所として使えます。秘密を守る範囲や例外(命に関わる場合の対応など)は、各窓口の説明で確認してください。

※ 日米カウンセリングセンターの料金と連絡先は、相談機関リスト「Group With」の掲載情報(2026年6月6日更新)です。

3. 日本語セラピストの料金の目安

日本語で話せるセラピストの料金を、相談機関リスト「Group With」の掲載情報からまとめました。掲載例では自費で1回$100〜250でした。地域や時間、セラピストによって違います。保険が使えるか、収入に応じて料金を下げる仕組み(sliding scale)があるかは、一人ずつ確認してください。

州開業形態・場所自費の料金保険など
NY個人開業のLCSW(ロチェスター)60分$110(カップル$130)BCBS、Aetna、United Health
NYTranscendent Self Therapy(ブルックリン)$250Aetnaのみ。sliding scaleあり
MA個人開業のセラピスト(ケンブリッジ)$200(sliding scaleは$100から)BC/BS、HPHC、Aetna、Cigna、United Health Care
CA個人開業のLMFT(サンディエゴ・州内オンライン)$100Aetna、Blue Shield、Cigna、Optum/United Health、TriCare
CA個人開業のLMFT(州内オンライン)$180一部の保険。sliding scale枠も少しあり
CA個人開業のLMFT(州内オンライン)50分$200(相談に応じる)保険可
CA個人開業のLMFT(州内オンライン)50分$220(カップル・家族75分$300)記載なし
IL個人開業のLCPC(シャンバーグ)初回$170、2回目から$160米国の保険を受け付け。sliding scaleあり
HI個人開業のカウンセラー(オンライン)$90〜140HMSA、HMSA Quest(2026年5月時点で新規受付を停止中)

個々のセラピストの名前と連絡先は、Group Withで州を選ぶと確認できます。初回30分を無料にしているセラピストもいます。料金はセラピストが自分で掲載したもので、変わることがあります。予約の前に、料金と保険が使えるかを必ず確認してください。

※ 掲載情報の更新日は2026年5月31日〜7月12日です(Group With)。Washington州(Bremerton・Redmond)、MD・VA・DCなどにも日本語のセラピストが掲載されています。

4. 保険で払うときに確認すること

5. 住んでいる州の資格を確認する

アメリカでは、オンラインのセラピーでも、原則として患者がいる州の資格を持つ人から受ける必要があります。ニューヨークに住んでいるなら、ニューヨーク州の資格を持つセラピストを選びます。

6. 費用を抑える方法

7. 子どもと家族の相談

8. 日本語のセラピストの探し方

まとめ

  1. こころの危機は988へ(無料・24時間)。日本語の通訳は電話で「Japanese interpreter, please」と頼む。命に危険が迫っているときは911へ
  2. まず日本語で無料相談できる窓口(JASSI、JB Line、あなたのいばしょなど)を使う
  3. セラピストの自費の料金は、掲載例で1回$100〜250。保険とsliding scaleを確認し、住んでいる州の資格がある人を選ぶ

まずは、自分の保険にメンタルヘルスの補償がどれくらいあるか、保険会社のサイトで確認するところから始めてください。

※ 本記事は2026年10月17日時点で確認できた公開情報(SAMHSA、988 Lifeline、National Domestic Violence Hotline、各団体の公式サイト、外務省の案内、Group With、連邦規則)にもとづく整理です。医療のアドバイスではありません。セラピストの料金はGroup Withの掲載情報(本人や団体による自己申告)で、変わることがあります。利用の前に、各窓口に料金と条件を確認してください。緊急時は迷わず988か911に連絡してください。

出典

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